アーチファクト2 『 音響陰影と音響増強 』
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初心者のための「無料 超音波検査セミナー」
〜超音波検査士合格への近道〜
2005/09/02
===========================第24号=
まいどっ! 超音波検査士の飯塚です。
▽「超音波検査士認定試験」
来年2月に受けるみなさんは、そろそろ 提出症例(検査実
績)のまとめに入っている時期ですね。
提出する10症例は、特殊なものではなくて「超!典型例」
を選びましょう。
そして、内容も「教科書どおり」に書きましょうね。
典型例は、すんなり通ります!
特殊な症例だと「差し戻される」場合があります。
経験済みです (^^;
でも、この時期に「ドタバタ」しないよう、検査した症例は
「必ずその場でファイルする」
↑
こういう習慣が大切です!
▽次回から新しくできました! ⇒ 「健診」君
健診業務に携っている技師さんはチャンスです!
試験は消化器、泌尿器、乳腺、甲状腺、頸動脈から35題。
問題は、各領域の検査士問題から数問ずつピックアップされ
ますので、特別に健診用として作成されるわけではないよう
です。
範囲が広いので、ちょっとキビシイですね。
もちろん「医用超音波の基礎」35題も受けなくてはなりません
今年ほかの領域に合格した人は基礎免除ですけどね。
受ける方 がんばってください!
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◆無料超音波セミナー 第24回
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▽みんなが嫌いな超音波の基礎
「アーチファクト」つづきです。
アーチファクトの中でも「音響陰影」と「音響増強」はよく
遭遇するアーチファクトですよね。
音響陰影と音響増強は、
なんでできるのでしょう?
どんな時にできるのでしょう?
あなたは知ってますか?
まさかとは思いますが・・・
結石の後ろ ⇒ 音響陰影
嚢胞の後ろ ⇒ 音響増強
こんな憶え方はしてません・・・よね?
●「ちゃんとわかってるよ!」
という方は、ここから先を読む必要ありません。
●「ドキッ!」っとした“あなた”
ぜひ読んで下さい!
↓ ↓ ↓
『 音響陰影と音響増強 』
音響陰影と音響増強には超音波の性質である「減衰」が深く
関わっています。
難しい本には「吸収、反射、散乱、拡散、屈折、回析等によ
って減衰する」な〜んてわけのわからない難しい単語が書い
てあります。
こんな難しい言葉を並べられると拒否反応を起こしてヤル気
が減衰してしまいますよね。 (^^;
減衰を簡単にいうと・・・
プローブから発射された超音波は、そのままずっと進んでいく
わけではなく、途中で熱に変わったり、はねかえったり、曲が
ったり、あちこちに飛び散ったりして、だんだん弱まっていき
ます。
こんなものを減衰って呼ぶそうです。
超音波のパワーは、気体や液体、固体の中を進むうちに小さく
なってしまうということですね。
では、進んでいく途中で急に大きな減衰がおきた時、どうなる
のでしょう?
その後ろ側には超音波ビームが届きません。それ以上先に届か
ないってことは、その部分の反射波は当然返ってこない。
これではいくらスゴイ超音波装置でも画像がつくれません。
だから真っ黒な部分(無エコー域)ができてしまいます。
影みたいに見えるから「音響陰影:acoustic shadow」と呼ば
れます。(たぶん)
では、急に大きな減衰がおきる場合ってどんな時でしょう?
大きな原因は二つあるようです。
一つは、強い反射源がある場合。
つまり、音響インピーダンスの差が大きい部分でしたね。
もう一つは超音波ビームの吸収が大きい場所です。
そういう部分が「結石」であったり、「骨」だったり、
「石灰化」だったり、「肺や消化管内のガス」であったりする
わけです。
乳癌の中で最も頻度の高い硬癌は、間質性の結合組織が豊富で、
後方にエコー輝度の減弱や音響陰影を伴うことが特徴の一つで
す。
このように、線維組織も超音波を大きく減衰させます。
(難しくてスミマセン)
また、結石でも大きさや種類によって超音波の透過性が高く、
音響陰影のでないものもあります。
(胆嚢でやりましたよね)
ということで
「結石の後ろ = 音響陰影」 ではありませ〜ん。
また つづく・・・
「つづく」の理由を言っておきますが、午後の仕事がもうすぐ
始まるからでも、眠たいからでもありません!
あまりにも長くなってしまいそうなので・・・ ホントです
次回は「音響増強:acoustic enhancement」の予定です。
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◆編集後記
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腹部領域でもっともアーチファクトに遭遇しやすいのは胆嚢
でしょうか。
胆嚢内腔にはサイドローブアーチファクト、多重反射、音響
陰影、スライス幅による虚像など、胆嚢はアーチファクトだ
らけといってもいいかもしれませんね。
『 音響陰影と音響増強 』 こんな感じです!
↓ ↓ ↓
http://www.m-net.ne.jp/~shigeta/artifact.html
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