超音波の基礎 「質問1」 カラードプラ
質問)
カラードプラは角度の補正はされないのでしょうか?
回答)
例えば血流に対して60°のビーム入射角度でパルスドプラを表示します。
次に同じ部位に30°でビームを入射するとドプラ波形の高さが変化(この
場合は高く変化)します。
これは装置がFd=2Vcosθ×F0/C のうちV×cosθしか検出していない
からです。つまり(V)のみを検出できない。ですからビームの入射角度
(cosθ)によって表示する血流速度が変わってしまう。
これが角度依存性です。
入射角度によって測定結果が変わってしまう(角度依存性のため)のでは
正確な血流速度が求められないため、cosθ(入射角)を検査している人が
手動で装置に教えてあげることが必要です。
これを角度補正といいます。
ドプラ法を使用する場合、血流とビームの入射角を装置が自動で検知して
補正することはありません。
それはパルスドプラであれ、連続波ドプラであれ、カラードプラでもそうです。
パルスドプラや連続波ドプラを使う時には角度補正(補正という言い方が良く
ないのですが・・・)をします。
これは「今、何度の角度で血流にビームを当てています」と装置に教えて
あげるための操作です。角度を装置に教えてあげなければ、装置は血流
と平行にビームを入射しているものとして計算します。
では、カラードプラは?
カラーでも同じです。装置で血流とビーム入射角の補正はしません
(というか、現在の装置では出来ません)。
そもそも、角度補正を行なう意味は正確に血流速度を計測するための操作
ですよね。でもカラードプラは血流速度を計測するための機能でしょうか?
違いますよね ^^
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