初心者のための無料超音波セミナー
前回のつづき「ドプラ」です。
前回の記事はこちら
それではまず、
「ドプラ効果」と「ドプラシフト周波数」とは?
いや、やめておきます。。。 ^^;
こんなのは、読みたくはないでしょうから・・。
そこで、まずは超音波診断の中で
ドプラ法が使われる目的を知っておきましょう。
使う目的もわからないままに、
難しいこと言われても
「チンプンカンプン」ですもんね。
逆に使う目的がわかれば、
ほんの少しは興味も湧くかもしれないし、
やらなくてはならないことも
見えてくるかもしれないし。。。
ドプラ法が使われる目的
超音波診断でのドプラ法は「血流情報」を
得るために使われます。
- 血管があるのか?
- 血がちゃんと流れているのか?
- 変な流れ方をしていないか?
- 血流のスピードはどのくらい?
- こんなところに拍動性の血管が・・・ あっていいの?
- 心臓内での血の流れ方
なんてことです。
こんなことのためにエコーの装置には
ドプラが付いています。
もちろん、これ以外にも補助的な使い方も
たくさんありますが、
基本は血流情報が知りたいのですね。
血液の流れが知りたいわけ
心臓超音波検査(心エコー)では、
言うまでもありませんね。
(でも、ちょっとだけ言います ^^)
心エコーでは
心臓のポンプ機能が正常か異常かを
調べるのですから、血液がちゃんと
肺や全身に送り出せているかを知りたい。
心臓の弁がちゃんと機能してるか
逆流はないかといったことも知りたい。
頚動脈や四肢の血管超音波では
血管が詰まっていないか、
狭くなっていないか、動静脈瘤なんかが
ないかといったことが知りたいし、
その他の臓器でも、詰まっていないか、
臓器の中を通っている血管や血流に
異常がないか?といったことはもちろん
腫瘤の良・悪性評価もしたいですね。
また血尿の原因を調べるためや、
甲状腺疾患を見分ける場合など、
色々な場面で血流情報が知りたいことが
あるのです。
ともかく病気っていうのは、何らかの形で
血管が関与しているので、「血液の流れ」を
知ることによって、いろいろな疾患や状態の
把握、治療効果の判定なんかもできちゃうのです。
超音波診断で「ドプラ」の使用目的と
必要なワケ、なんとなくわかりました?
え、わからない??
それでは続いて「ドプラの種類」について。
(聞いておいて 無視かいっ!)
超音波ドプラ法の種類
超音波診断でのドプラ法には基本的に
4種類の方法があります。
- 連続波ドプラ(CWD)
- パルスドプラ(PWD)
- カラードプラ(CFM)
- パワードプラ
- 他にもあります
ドプラ法が4種類もある理由は?
↓
↓
4種類必要だからです。
答えになってませんね (^^;
その辺は、また今度。
もっと詳しく知りたい ⇒ こちら
◆編集後記
最近、ふと気がついたことがあります。
エコーは、ほんのちょっとしたことで
描出される画像が違ってきますよね。
それは、
ちょっとしたプローブの持ち方であったり、
アプローチする部位であったり、
超音波を入射する角度だったり。。。
だから、外から見てもらったりすることや、
他の人の意見を聞くことって、すごく大切
だと思うんです。そう、ちょっとだけ視点を
変えると見えてくるものがあります。
な~んだ こんな簡単なことだったんだ!
ってね。
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