電車を降りて、改札を出ると・・、
右? 左?
南はこっち? 北はあっち??
ん、どっち???
同じく地下街から地上に出た時、お店から外に出た時・・。どこへ行っても、ボクはたいがい決まって行きたい方角の逆へ向かってしまいます ^^;
なので、自分の思った方向と逆に行けばOK!なのですが、なかなかその勇気はないんですよね~。誰か、方向音痴を治す方法知ってたら、教えて下さい ^^
初心者のための無料超音波セミナー
ぼくの方向音痴はさておいて、エコーをはじめたばかりの時って、よく迷子になってしまいませんか?
検査したいのに、なかなか目的の部位が出てきてくれない。。。
迷子のように「あっちへ行ったり、こっちへ来たり」。
目的地へたどり着くどころか、まったく逆方向へいってしまう。
これを真ん中に持ってきたいのに、「そっちじゃない!!」
・・・みたいな ^^
こういうのは、とってもイライラしますし、「焦り」からくる見逃しや誤診のもとにもなってしまいます。
当然、検査にすご~く時間もかかる。
でも、みなさんご安心ください。私の方向音痴と違って、エコーの方向音痴は簡単に治りますから ^^
ってことで、
エコーの方向音痴を治しましょう!
エコーで迷子にならずに簡単に目的部位を描出する方法ですが、これは簡単ですね。
数やりゃあ、いつかは誰でも方向音痴が治ります!
体で憶えろ! ってやつです。
でも、それではこのメルマガの意味がありませんので、ちょっとだけ考えてみましょうか。
まず、プローブの動かし方っていうのは、基本的に2方向しかないって考えるといいですね。
超音波ビームはプローブから薄い面状に出ているので、その面に沿って平行な方向に移動すれば、画面の中央に目的の部分をもってこれます。そして、検査自体はビーム面に対して直交する方向に動かす。
最初から回転動作や扇状走査、振り子走査などを一緒に加えるとわけがわからなくなってしまいますので、まずはこの2方向だけの動きを理解してみるといいかもです。
すると、どんな角度でプローブを当てていたとしても、画面の真ん中にもってくるには、どっちへ動かせばいいのか?そして、検査はどっちへ動かすのか?ということが見えてくると思います。
これが理解できてから、回転動作や扇状走査、振り子走査などを少しづつ加えていくといいと思います。 最初から色んな動作を一緒にやろうとするから難しいんですね。
次に、プローブを中心に考えないこと。
えっ、何のこと??って思うかもしれませんが、画像をつくっているのは超音波ビーム(の反射波)ですから、プローブそのものではありません。
プローブを意識するのではなく、超音波ビームの先がどこに向かっているのか?ということを意識すると、目の前にある景色も大きく変わってくると思います。
もちろん、プローブの動かし方も「超音波ビームを向けたい方向」から逆算して動かすようになります。
さらにもう一つ。
装置に表示されている画面から合わせに行かない方がいいと思います。
たとえば、画面の右下に表示されている部分をもっと真ん中にもってきたいと思ったら、プローブを時計方向に回転したくなりますよね。
でも、画面から合わせにいこうとすると、たいがい迷子になってしまいます。グリグリといくら捻っても思うようになりません。
超音波ビームの作っている面を考えて、その面に沿って平行に移動すれば、真ん中にきます。 さらにそこで押してみれば、もっと中央にもってこれるはずです。
骨などがあって、平行に移動できない場合は「振り子走査」って感じでしょうか。。
単純に超音波画像っていうのは、目的のものにビームを向けてあげれば画像が表示できるわけです。 上手く出せないのは、超音波ビームが目的の場所とは違うところに向いてしまっているだけなのです。
そんなの 「あったりまえだろー!」 と思うかもしれませんが、全然違う方向に向いているから、思ったように出せないだけなんですね。
まあ、体で憶えるよりは、最初にこんなことを一度考えてみると意外に早く方向音痴から脱却できるかもしれませんね!
でもセクタはわかりづらい・・・il||li ○| ̄|_ il||li