初心者のための無料超音波検査セミナー
A:「はいっ コレね!」
ドサドサっと目の前に積み上げられた腹部エコーの本の山。
(のようにみえたが、実際は3冊だったそうです)
A:「2週間後からデビューしてね♪」
S:「いや、ちょっと早くないっすか?」
S:「ガッコーでもモデル役ばかりで、ほとんどやったことないし」
S:「音響陰影って言葉くらいは聞いたことあるけど・・」
A:「ともかく本読んで、1週間 先輩のうしろで見学!」
A:「その後、適当に職員で練習したら開始だからガンバッテ!」
S: ・・・( ̄△ ̄#)
そんなこんなで無理矢理エコーをやらされた私です。。
最初の1週間は、先輩の後で見学するのですが、
薄暗く暖かい部屋の中で、何やら訳のわからない
白黒画像をみていると、かなりキョーレツな
睡魔に襲われるだけ。
そもそも、やったことのない身にとっては
何をみているのかさえわかりません。
ただ ただ 眠たいだけ。。(--;)
そのあとの1週間は、自分の業務が終わった後に、
暇そうな職員をみつけてきては、見よう見まねで
お腹をグリグリとやってみる日々。
といっても、1日に2人連れてくるのがやっとです。
そして・・・
まあ、肝臓と胆嚢くらいは出せるようになったかな?
という状態で、いざデビューしました。
最初は胆嚢を出すまでに3分、
総胆管や膵臓にいたっては5分以上奮闘して
やっと描出していました。
それでも出せないケースは、鬱陶しそうな顔を
されながら先輩に泣き付いて見てもらう。
1人に30分くらいかかって何とか終わる
のはいいけれど、
- 全体をしっかり検査できたのか?
- 見落としはなかったか?
- 間違った判断はなかったか?
このような不安いっぱいでエコーに携わっていました。
数ヶ月はローテーションでエコーの担当週が
くるたびに憂鬱な気分になっていましたが、
それもある程度時間が経つにつれ、少しは短い
時間で検査することができるようになります。
ただ、不安はいつまでたっても消えてはくれません。。
- 腹痛や熱発の原因が特定できない
- 前回は胆石と肝嚢胞を指摘されているけど、今回はみえない
- ポリープさん、どこいっちゃったの~!!
- 膵臓や総胆管、左腎の描出は、いまだにスゴク時間がかかる
- クイノーがイマイチ(というか、かなり)不安
- ・・・・ ○| ̄|_
ところが、
ある日を境にこの状況がガラっと変わったのです。
- ピットホールに対する不安が解消!
- 膵臓や総胆管が1秒程度で描出できるように!
- クイノーも自信もってレポートに記載できる!
- 憂鬱だったエコーが、結構スキかも?
これ、実はただ単に「ある人から教わった」だけなんです。
ちょっと教わっただけで、今まであれだけ
苦労していたものが解消できるなんて
思いもよらなかったのですが、意外に
簡単なものだったりすることもあるんです。
もう、
「今までの日々は何だったんだろう?」
「何でもっと早く教えてくれなかったの??」
ですよね。
恐るべし! 先人の知恵!!