肝臓エコーには超音波検査すべての要素が凝縮されているのではないかと思うほど奥深く、そして多彩なエコー像が現れます。
以前から、このメルマガで取り上げようと思っては躊躇してきた臓器なんですね~。
でも、ついに手をつけようと決心しました ^^;
もちろん1回では解説しきれるものではありませんし、肝臓エコーだけで1冊の本ができちゃうくらい膨大なものです。これから何回になるかは分かりませんが、お付き合いのほど よろしくお願いします m(__)m
▽肝臓(:Liver)の超音波検査 その1
腹部エコー最初の難関です ^^
では、まず肝臓の役割を考えてみましょう!
肝臓の役目はちょっと考えただけでも
・糖の貯蔵
・タンパクの合成
・胆汁の生成
・解毒
・・・数え上げればきりがありません (^^;
昔テレビでやっていたのですが、肝臓の働きを人の手でやろうとすると、大きな化学工場が一つ建つくらいの設備が必要だそうです。それでも、今の人間の技術では肝臓のやっている仕事すべてを工場で行うことは不可能!
つまり、人の手でどうにもならない臓器がダメになったら、もう「お手上げ!」ってことですね。
まぁ それだけ重要な部分です。
超音波検査をやっている方は、エコー特有の「画像」に目がいきがちですが、まずは臓器の役割や血液検査の結果について、もう一度おさらいしてはいかがでしょうか?
症状や血液検査、そして肝臓の役割。
ここから得られる情報はとても大切です。