肝臓エコー検査④

ここ数日、とっても睡眠不足です ^^;

このメルマガ読者のみなさんにお知らせした「問題集」。

7月31日までの予定だったのですが、今回用意している分は4日間でぜ~んぶ売れちゃいました。

「あっ」という間です。

「ありえません」

じつは、その対応に追われてヤバイくらいの寝不足です。

嬉しいやら、眠いやら・・・

( でも、赤字は確定 (_ _;)…パタリ )

◆無料超音波セミナー

ちょっと間が空いてしまいました m(__)m

肝臓の「続き」いきますね。

▽肝臓の超音波検査 その4

前回は、誰もが苦労する「肝区域分類」でした。

紙上では理解出来ても、実際の患者さん(立体)では「いまどこのセグメントをみているのかわからない~!」という意見を相次いでいただきました。

やはり皆さん苦労しているようですね。私も初めは「門脈と肝静脈の区別」さえ分かりませんでした ^^「血管壁が厚く(白っぽく)見えるほうが門脈だよ」って教わったような気がします。

それでも末梢の方では、どっちかわからない ^^;

何か所見があった時はとりあえず写真に残しておいて、あとから本と「にらめっこ」しながら報告書に記載してましたね。

「ここはS7でいいんだよね?」(*’▽’)

「一緒に血管が写っていないとわかんないだろ~が!」(--メ

ってな感じです ^^;

前にも書きましたが、この肝区域分類を簡単に理解できちゃうなんて素晴らしい方法はありません。門脈枝をひとつひとつ追ってみて、目と頭と身体で憶えるしかなさそうですね。

針金やモールを使って「肝臓の脈管モデル」をつくってみるのも立体で捉えやすくなりますので、とても良いと思いますよ!

▽肝臓エコーのピットホール

どの臓器にも言えることですが、よく「ピットホール」という言葉を聞くと思います。つまり、見落としやすい部分ですね。

肝臓は「大きいこと」と「構造が複雑なこと」などから、ちゃんとスキャンできていない部分が出来やすい臓器です。スキャンできていたとしても、見えていないこともありますよね。

特に初心者では中心あたりを何回も見てばかりいて、端の方を全くみていないことが多い。

まあ、このあたりはよく言われることなので、皆さん注意していることと思いますが、意外に盲点なのは「肝門部」です。血管がごちゃごちゃしていて、目が行きにくいのは確かですが、S1を含めて肝臓の実質部分 ← しっかり見ましょう。

あと、本に出ているような肝静脈が3本写っている写真を一生懸命に出そうとしている初心者がいます。

血管にしか目がいってない。

そんなことをしている暇があったら、しっかり検査しましょう!

そして、左葉も注意が必要です。「ここまでかな?」と思っていても、まだまだ先まで長く伸びている人もいます。と、こんなふうに書いていると肝臓全部をピットホールにしてしまいそうなので、このへんでやめておきます ^^;

で、何が言いたいかといいますと・・・

最初のうちに注意して欲しいことは、「肝区域分類」にこだわりすぎないことです。ここは「Sのいくつだ?」なんて事ばかり考えていると、本来の検査が疎かになってしまいます。

あくまでも、肝臓すべてをしっかりスキャンし、見落としのない正確な検査ができた上での肝区域分類です。

絶対 ここを勘違いしないで下さいね!

さて、次回はやっとエコーらしくなってきます ^^

お楽しみに!

◆編集後記

たった4日で100冊が完売!!!!( ̄△ ̄;)

⇒ 問題集 「医用超音波の基礎」

この問題集の中身ですが、エコーの原理について124問の問題が記載されています。

内容は次のようなものですね。

●音の基礎知識

●装置の仕組みと調整

●超音波の生体内特性

●超音波診断装置の分解能

●ドプラ法

●音響的安全性

●新しい技術

●公式集・用語集

●その他にも・・・

「超音波検査士認定試験」に向けた「医用超音波の基礎」ですから、それなりに難しい内容です。でも全部の問題に解説が付いていますので、とても親切な問題集ですね。 (自分で言うなって?^^)

もちろん「超音波検査士認定試験」を受けない方でも、普段の検査に役立ちます。

価格も親切 ^^

自主出版(?)ですから「他では手に入らない」問題集です。

もちろん本屋さんには売ってません ^^

ということで、早く手に入れた方はメチャメチャお得でしたね (^^)v
優待価格は終了してしまいましたが、まだ十分に安いと思います ^^

超音波検査士認定試験は「まだちょっと」という方も焦る必要は全くありません^^

肝臓の超音波検査 ← なかなか進みませんね ^^;

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