○色んなところからビームを向けてみた
○押したり 引いたり そっとやったり・・・
○力加減もバッチリ
○装置の調節も自由自在にできるようになった!
○端から端まで、ぜ~んぶみた
さあ、これでキレイな画像が出せて、隅から隅まで
くまなく検査ができるようになりました。
でも、まだちょっぴり不安。。。
そう・・・
大切なものを「見落とし」てはないだろうか?
初心者のための無料超音波セミナー
▼ こわ~い「見逃し」 その3
S:「ほら、ここにあるでしょ!」
K:「あ! ほんとだ (_ _;)」
S:「何で、これがわかんないかなぁ」
K:「なんでだろー??」
K: 言われれば わかるんだけど。。」
S:「ねえ、ちゃんと 目あけてる?」
K:「・・・」
K:どーせ、目が細いって言いたいんでしょ。。
K:(--メ )
技術的には自分で言うのも変だけど、
ちゃんとエコーができるようになった。
だけど、
どうしても病変を見落としてしまう。
エコーを始めて、
少したった頃の悩みでしょうか。
実際に後ろで見させてもらっても
すごく上手に画像を出せているし、
プローブの動かし方もOK!
なのに・・・
アンタ、なんでこれが
目 に 入 ら な い ん で す か ~ ?
目の前にしっかり映し出されているのに、
なぜか目に入ってこないワケ。。
画面の中の1点に集中しすぎているのか?
それとも逆に視線(点)が散漫になっているのか?
たぶん原因の多くは「意識」の問題じゃないかと
思うんです。
・・・ 意識 ??
あ、チェックポイントを意識するって事です。
超音波検査では、どの領域を検査するにしても
チェックポイントってものがありますよね。
専門書をみれば、どんな本にだって書かれて
いる項目で「ここを見ましょう!」
ってやつです。
(なので、それだけ大切ってことです)
このチェックポイント一つ一つに意識を
向けて確認していくことが「見逃し」を
なくす第一歩かと思います。
当然ながらこれをやると、何回も同じ場所を
みる必要がありますから、検査にものすごく
時間がかかってしまいます。
でも、
いつかこれを真剣にやらなければ、
永遠に「見逃しの恐怖」から逃れることが
できないかもしれません。
最初は時間がかかりますが、慣れてしまえば
短時間でチェックできるようになりますので、
焦らず丁寧に取り組んでみましょう。
そういえば・・
エコーやっている中にスゴ~イ人がいます。
その人は、プローブをたった一振りしただけで、
画像の中にある全臓器とそのチェックポイント
が確認できちゃう。
(えっ もう検査終わり?って感じです ^^;)
この人曰く、
○ 意識の継続が無意識に変わる!
以前聞いたときは「何言ってんだ このオッサン」
と、あまりよく意味がわからなかったのですが、
最近になって なんとなくわかってきました ^^v
(最近かいっ!)
私なりに訳すと、次のようになります。
チェックすべきポイント一つ一つに意識と視線を向けて、異常な所見がないか、丁寧に確認しながら検査を進めましょう。常日頃からチェックポイントに意識を>集中して向け続けると、いずれそれが無意識下でできるようになってくる。すると、「短時間で」「見逃さない」検査が可能になる。
ともかく、どうしても異常所見を「見落とし」て
しまうという方。
面倒かもしれませんが、ぜひ意識してチェック項目を
一つ一つ確認することから始めてみては いかがでしょう。
エコーは「除外診断」って考え方が大切なんでしょうね