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それでは、今週もガンバっていきま~す!
初心者のための超音波検査セミナー
超音波検査の報告書について不安を持っている方がたくさんいます。
「結果がちゃんと伝わるかなぁ」、「どう書きゃいいの?」、「自分のやった検査が間違っていたらどうしよう」、「重大な所見を見落としてはいないか」etc・・・
いくらキャリアを積んでも報告書の不安は0になりませんが、少しでも不安をなくすために!
▼超音波検査報告書の不安対策~
1つ目は・・・ もちろん、超音波検査の技術と知識を高めること。でも、これは時間もかかるし、豊富な経験や良い指導者が必要ですね。
でも教えてもらえる人がいない…。 ←相談にのります
2つ目は「シェーマを描きましょう」 です。シェーマっていうのは「絵」です。これって芸術的な才能がある人もいます。無い人もいます。どうしてこんなに差が出るのでしょう?
同じシェーマを描いても「これ何?」ですよ。ちなみに私はシェーマを描くの、「ド」がつくほど下手です。でも、下手は下手なりに、できるだけ丁寧に描くことを心掛けています。
なのに、「これって腎臓でいいんだよね…??」なんて聞かれたりすることも・・・ (TT)
3つ目ですが、これは誰にでも可能なこと。それは、検査を依頼する医師との信頼関係を築くことです。
症状や検査の重点部位、疑っている疾患をできるだけ聞きだせるよう、普段からコミュニケーションを図っておくように心がけることをおススメします。
検査所見を報告書として、ただ出すだけじゃなく、口で伝える努力を惜しまないことです。
医師との信頼関係を構築すると・・・ 何も言わなくても医師の方から電話がかかってきたりするようになります。(^^)v
「肺癌なんだけど、メタっぽいんだよね。」、「原発どこかみてよ」とか、「甲状腺にあやしいの触れるんだよね。」「ABCやった方がいいと思う?」てな具合です。
「相互信頼関係の構築」 ←重要です! ぜひ日頃から取り組んでみてくださいね。
4つ目は、超音波用語や略語をできるだけ使わないようにしています。
「●●サイン あります」とか「haloってる」、「AS」ったって、エコーに詳しくない人には、何のことだかわからないでしょ。
最後にもう一つアドバイスです。報告書には自分で診断せず、あくまで所見だけを書きましょう。診断は医師の業務ですから・・・。
所見をありのまま書くだけであれば、何の不安もありません。「今回の超音波検査では○○○○でした」ってね!
◆編集後記
▽「日頃のおこない」 あなたは悪くないですか?
「痛っ!!」・・・ その瞬間に、左手の人差し指から血が「タラ~」 『針刺し事故』発生です!
今日はスゴク忙しかったんです。そりゃあ もう目がまわるほど…。さらに、血管の細~い患者さんばっかり。
一人一人に時間がかかってしまい、血液検査伝票がたまるわ、たまるわ。これでもかってほど採血待ちの患者さんだらけでした。
朝から50人ほど採血した10:30頃の出来事です。(でした)
「う~ん、また血管でない人だよ!」 しかも「ここからとってよ」「一回でね!」なんて、いや~な笑顔で注文をつけてきます。
「失敗したら文句言うんだろーなー」と思いつつ、翼状針(チューブ付きの細い針)を注射器にセットして採血開始!
見事一発で血管に入りました! (^^)V
患者さんは「あんた上手ね」♪ な~んて言ってきます。
検査結果が出る日などを一通り説明しながら、血管から針を抜き、「じゃあ、ここを5分間揉まないで押さえてくださいね」と言いつつ針を処理しようとした時に、それは起こりました。
「グサッ」・・・
あ~ 「やっちゃった」 (TT)
急いで指から血液を搾り出し、流水でよく洗います。でも、時すでに遅しです。B型肝炎やC型肝炎のウイルスとかはなさそうでしたので、とりあえず「ホッ」としました。
この間なんか、こんなことがありました。
超音波検査に車椅子できた患者さん。検査用のベッドには当然一人で移れません。そこで、半分ダッコのような状態でベッドへ移動し、検査を行いました。
すると3日後にナースから連絡があり、「こないだ検査したあの人ね、ガフキー9号(※)でたわよ」だって!
そういやァ、やけに咳をしてたっけ (TT)
最近、こんなのばっかりです。
日頃の行いが悪いのかなぁ…。
皆さんどう思います?
※ガフキー
結核患者の全員が感染性を持つわけではなく、中には全く結核菌を外に出していない患者さんもいれば、咳や痰の中に菌をばらまいている感染力の高い患者さんもいます。ガフキー号数は、咳や痰の中にどれだけ結核菌がいるかを0~10号で示す検査です。ちなみにガフキー9号は、痰の中に結核菌が「うようよ」いる状態ですね。 またまた(TT)です。
今日は「針刺し」で凹んでいます。事故報告書も書かなくちゃならない。帰りに犬のエサを買って、あ~そうそう銀行にも寄らなきゃ。
えっ…何? 電話…?? 会議…??? あ~っ 忘れてた!
(小声で)「さっき検査室から出てったって言っといて!」
「えーっと、いま救急のエコーやってますから、会議は出られないと思いますけど」 「はい、検査終わったら、いちおう伝えておきます」
さすが私の後輩です(^^)V
さて、そろそろ次の検査に行ってきます。次の患者さんは頚動脈だっけ?
えっ陰嚢水腫 疑い・・・ (・・;
では、また来週