超音波検査士になると どーなるの?
私が「日本超音波医学会認定超音波検査士」を取得して良かったと思うことを書きますね。
超音波検査士を取得するとどんなことになるのか。 超音波検査士になって変わった ことは何でしょう?
てなことです。
「超音波検査士」になると何がいい?
まず、今までの知識を整理することができました。 超音波検査を始めてから6年ほどたっていましたので、これでもいちおう少しは知識があったんですね (^^)
でも、この知識は頭の中でバラバラにしまってあったものです。この断片化されていた知識をまとめて、そして整理してしまいなおしました。
これによって検査中に次に何をすべきかということが、すぐに頭の中に浮かんでくるようになります。
超音波検査は「ここがこうだから、次はここをこういった点に注意して・・・」という具合に頭の中で考えながら進めていきますが、次にすべきことがパッと判断できるようになったんですね。(これってスゴイ進歩です)
次に過去の症例をしっかり見直せました。ファイリングはしたものの、そのまま放置してあった症例を最終的な診断まで追跡することで、「これはなんだろう??」だったものが「あ~これは○○だったんだ」
というふうに、「わからないから後でやろう」と思って「たまりにたまっていたもの」を確認する良い機会となりました。
これによって、典型的なエコー像を示さない場合の知識の幅が「グッ」と広がるんですね。
別に今までいい加減だったというわけではありませんよ。でも簡単にポイントをとらえることができるようになりました!
さらに!
仕事に対する「やりがい」、「充実感」、「自信」もでます。でも何といっても『信頼を得られた』ことが一番だと思います。
もちろんDrからの信頼もあります。「エコーの結果どうだった?」「これはなんだと思う?」「お願い!今すぐちょっと見て」
という感じで、超音波診断に対する医師の認識にも変化がでてきます。たくさん相談も受けます。
また患者さんからの信頼も高くなりました。
検査の内容説明ひとつをとっても今までとは一味違うことが言えるわけです。超音波検査士ということで専門的な技術を持っている。任せられるとも思われるようです。
検査にも協力的になってくれるんですね!
ですから、さらに診断力が高くなります。的を得た検査が可能になります。より病態を反映した結果が出せるようになります。
と、このように良い循環が生まれます!
“専門的で高度な技術”が、自他共に認められたわけですね。
こんな検査、他にはあまりないと思います。