未熟では済まされない! Dr.辻本の腹部超音波塾
・間違っちゃった
・知らなかった
・見落としてしまった
では済まされないのが超音波診断。
膵臓を検査していて「何か変だな~」と思いつつも、よくわからないから、「ま、いっか!」 とスルー!!しちゃったり、
肝臓に腫瘤を見つけたのはイイけれど、悪性腫瘍を良性と決めつけちゃったり。そもそも目の前にある大切な異常所見に全く気付かない。なんてのは絶対に許されるものではありません。
そんなエコー未熟者のためのトレーニング方法や、正しい診断に至るまでの思考回路を教えてくれる腹部エコーの本を発見しました ^^v
超音波検査中には、どこに目を向けて、何を考えながら進めれば、見落としなく・間違えずに正しい診断に繋げられるかということを導いてくれる、今までになかった腹部エコーの指南書です。
腹部エコーをある程度出来るようになり、疾患像の知識もついてきて、さらにその先のレベルをお考えの方にピッタリの内容の本だと思います。
この本の内容ですが、今まで大きさや厚さ等、計測値だけで「腫れてますよ~」とか、「厚く見えま~す」だけで終了していた検査結果が、「さらにここまで見なくちゃならないんだ。。」
とか、
「こう考えれば原因が掴めたのに。。」、「見当違いの場所を見てたのか。。」と、自分の検査に対して思い当たる節のある部分に対して、チョッピリ(いや、かなり)厳しいお言葉があったり、
「あ~こう考えればよかったのか!」「こんなことをすれば、もっと真理に近づけたのに」というようなことが書かれていたり。。
「えっ、そーだったんだ!」と知らなかったことを初めて気付かされたりと、目の前にある超音波画像から、異常を見逃さず正しい診断に繋げるための思考法や手技、診るポイント等が「超」盛りだくさんで載っている、今までになかった(イイ意味で)異色の本だと思います。
本のタイトルも“ビビっ”ときちゃいますね ^^
腹部エコーに携わっている方には、ぜひ手にとってみて欲しい本です。