超音波の原理9 「超音波画像の表示方法」

超音波診断装置の「操作と調整する機能」

少しおわかりいただけたでしょうか?

それでは、これから超音波の原理についてもう少し詳しくみていきましょう。

【画像の表示:モード】

超音波検査は画像検査ですね。

超音波画像の表示方法にはいくつかあり、みなさんがよく目にする白黒の
画面はBモードと呼ばれます。

Bモードはプローブから送信した超音波を体内の臓器や組織が反射し、プローブに戻ってきた反射波の強さを輝度として表示したものです。

あくまで、反射超音波強度を可視化したものですから、本当の組織や臓器を内視鏡のように映し出しているのではありません。

Bモード以外にも超音波画像の表示方法があります。

「Aモード」「Mモード」「ABモード」「Cモード」「Fモード」や、「カラー」「3Dモード」といった表示ですね。

いろいろありますが、とりあえず最初は「Bモード」について知っておきましょう!

Bモード表示のBとはブライトネス(Brightness:輝度)の略です。

超音波は「やまびこ」に例えられるように、何かに当たるとはね返ってくる性質を持ちます。

Bモードでは、はね返ってきた超音波(反射波)の強さを「輝度」として表示しています。

超音波画像で「白っぽく」みえたり「黒っぽく」みえたりするのは、反射波が「強い」「弱い」の差です。

超音波検査では「輝度が高い・低い」とか「エコーレベルが高い・低い」などと表現しますので憶えておいて下さい。

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