超音波検査をはじめた時の話です

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私は超能力者?

なんか変だなぁ??

いつもどおりに検査を進めていると違和感を感じる・・・。

画面に映し出されているエコー画像が、ちょっと変なんです。

何が違うのか?

ハッキリとはわかりませんが、とにかく変な感じがするのです。

で、こんなとき ⇒ 異常所見が見つかる!

ちょっと私ってスゴイ! かも・・・

( ̄ー+ ̄)キラーン

そこで、みんなにも聞いてみました!

すると・・・

「あっ私も!」「そういえば!」

と、エコーをやっている方のうち、半分くらいの方が同じような感覚を覚えるらしいのです。特にエコーの経験が豊富な方にこのような感覚を持つ方が多いようですね。

な~んだ 超能力じゃなかったのか (--)

みなさんはいかがでしょう。

こんな経験ありません?

無料超音波セミナー? 昔話^^

さて、今日は思い出したくもないイヤ~な経験・・・。

私がエコーを始めた頃のお話です。

主任:「じゃあ2週間後にソロデビューね♪」

私:「いくらなんでも、それはちょっと無理じゃないですか」

主任:「明日から1週間は後で見学して・・・」

「そのあと5人くらい職員でやれば大丈夫よ!」

私:「で、でも・・・」

主任:「これ、業務命令だから」(^_-)-☆

私 :「はい、頑張りマス・・。」

その後は、皆さんのご想像どおり ^^;

~ 一週目 ~

エコー室の中。。

後で見てろったって白黒で訳わからないし、なんてったってエコー室って「暗いし」「暖かいから」特にお昼の後は眠くなっちゃう zzz…

でも、ソロデビューの日は刻々と近づいてくるので、ねむい目をこすって一生懸命に先輩がスキャンしている画面を目で追っていきます。すると、先輩の手が急に止まり、何やら大きさを測ったり、写真をとったりしはじめました。

ん、んんっ!

あー! いま大きさ測ってるのは hemangiomaね!

簡単! 簡単!

だって嚢胞は「黒」で血管腫は「白」でしょ^^v

~ 翌週 ~

午前中は後で見学。

だいぶエコー画像にも目が慣れてきました。検査の手順も覚えたし、写真を残すビューもだいたい頭の中に入ってきました。肝嚢胞や胆石、腎結石とかの所見も何回も見たし。。

そして午後は職員のお腹を借りて練習です。

とりあえず病院の中を「暇そう」に歩いている職員で「太ってない人」を「ちょっと寄ってって」と検査室へ招き入れ、

私:「まあ、お茶でもどーぞ」

私:「お菓子もありますよ」「チョコなんてどーです?」

飲んで、食べたらこっちのものです ^^

「ではこちらへ!」 → エコー室 入口

お腹を借り、一通り臓器を描出して「ありがとうございました!」

「お帰りはこちらからどーぞ」

~ Debut:でびゅー ~

まあ、普通の体型の人なら一通り出せたし、胆嚢ポリープと胆石、その他にも肝血管腫や嚢胞なんかも後で見てたから大丈夫!膵臓だって誰もがキレイに出してるから、皆が言うほど難しいことはなさそうだよね。

そして、早速 患者さんの検査です。

まずは胆嚢から・・・ えっ出ない(汗)

じゃあ肝臓から・・・ どこなの?(大汗)

腎臓 → かろうじて右腎だけ・・・

マジであせりました。

先輩に声をかけて、選手交代すると・・・

なんでー ??( ̄□ ̄;)

どの臓器もちゃんときれいに描出されます。

その後も「膵臓」と「左腎」が、夜な夜な夢に出てきて寝不足の毎日。さらに、肩こりと手首の腱鞘炎に悩まされ、無知であるがゆえの数え切れない失敗。何度も何度も痛い目に会い、見落としに関しては考えただけでも怖ろしいくらいです。

今考えれば、エコーの「エの字」も知らない人間が、たった2週間で一人立ちなんて、到底無理な話ですよね ^^;でも、大きく遠回りをした分だけ「初心者の皆さん」や「困っている方」に伝えられる事があります。
⇒ http://www.us-ism.net/

◆編集後記

冒頭で書いた「異常を感じる」感覚・・・

一体なんなんですかね~?

きっと、検査を進めている間に映っているんじゃないかなって思うんです。画面の端っこに異常な部分が「チラッ チラッ」と・・・。それが視界の一部に入ってきている。

ですから、自分では認識はしていないものの、視覚から入った異常画像の情報が脳に伝わっているのでしょうか?

変なものがあるゾと!

まあ、どちらにしろ正常像をたくさん見ているからこそ、感じる感覚だと思います。

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