超音波検査・胆道検査のポイント

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それでは、お待ちかねの方もたくさんいると思いますので、そろそろ本題に入っていきます!

みなさん覚悟はいいですか?

超音波検査・胆道検査のポイント

▼「胆道」

まずは胆道系から。 胆汁の通り道です。

胆道は肝臓からはじまります。肝臓に出入りする脈管は動脈、静脈、門脈、胆管がありますが、内容は血液でなく、流れる方向は身体の下側に向かって流れています。

中身は言うまでもなく胆汁ですね。

胆汁は何からできていて、どんな役目をするか? これは、みなさん自分でおさらいしておきましょう。

胆汁は肝臓の細胞でつくられて胆管を通り、最終的には十二指腸に排出されます。

その間 同じ胆管なのに名前が何回も変わるんですね。しかも、ややこしいことに解剖学でいう名前と胆道癌取り扱い規約での呼び方が違っていたりもします。これは残念ながら憶えるしかないです。

肝内胆管-左右の肝管-肝臓から出た後合流して総肝管-途中に胆嚢があり-総胆管そして膵臓の一部を通って十二指腸にでます。

胆道癌取り扱い規約では「上部胆管」「中部胆管」「下部胆管」です。

あーヤヤコシイ(@@)

でもついでだから動脈や門脈 そして胆管の位置関係や枝分かれも覚えちゃいましょう。

胆道検査のポイント

ズバリ、エコーでは「拡張しているか、していないか」を捉えることがすべてですね。まずはそれだけでよいと思います。

でもちょっと待ってください。

さっきの胆汁の流れる方向が重要です。いつもびっくりするのですが、これがわかっていない人がた~くさんいます。 ← ホントです!

ある日、胆嚢がパンパンで肝臓内の胆管も左右拡張している。

ところが検査をしている新人さんときたら、肝臓や肝臓の出入り口(肝門部といいます)を一生懸命にさがしているんです。あとで、何で肝門部をあんなに見てたのか聞くと、「本には肝門部あたりの腫瘍がいっぱい載っていたから、そういうことが多いと思った…。」だって!

そこで「胆汁ってどっちに向かって流れているんだっけ?」と聞くと、ちゃんとわかっているんです。

「じゃあどこをみればいい?」の質問で、やっと答えが返ってきました。こんなことが日常茶飯事に起こっています。

この例はまだいい方です。本当に胆汁が肝臓に向かって流れていると信じていた技師もいたのですから。

胆汁の流れる方向がわかっていて、胆道のどこが拡張していて、どこが正常の太さかがわかれば、原因となる部分をみればよいだけです。

そこには「結石」または「腫瘍」、もしくは「先天性の拡張症」があるんじゃないかと考えればよいだけです。

例えば肝臓内部から総胆管までず~と下のほうまで胆道が拡張している場合は膵臓で何か詰まっているな。。ですね。

このように考えれば胆道の検査は意外に難しくはありません。難しいのは正常解剖が頭に入っていないことだったり、消化管内のガスによって描出しにくい部分があるためです。

あと、またしつこくいいますが、胆汁が逆に流れていると思っている場合(^^)

消化管のガスは、体位変換と圧迫を工夫することや、時間をちょっとおいてみることでなんとかなることが多いですよ。

つづく

言い忘れましたが、高齢の方、DM患者さん、胆嚢を手術で取ってしまったあとにも胆管が拡張することがあります。

▼編集後記

今回やっと本題に入ることができました。(^^)v

つくづく思いますが、何をやるにしても基本は重要ですね。

スポーツ選手も小さいうちからしっかり基本をやってきた人は、あとですごく伸びると聞きます。プロの選手は身体が基本的な動きを忘れないように、定期的に基本動作をチェックするそうです。

エコーも同じです。基本的な超音波原理、解剖学的知識、病態の知識があってこそ、的確な診断ができるし進歩もできるんです。まずは基本を徹底的にやることをおすすめします。

これが面倒なんですけれど…。

避けては通れませんね。

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