初心者のための無料超音波セミナー
私は超音波のセミナーで、よく原理の話を
するんですね。
例えば、Bモード画像のでき方とか、
アーチファクト、
そしてドプラの使い方などについてです。
なんで基礎の話をするのかっていうと、
エコーではスゴク大切な部分だから。
Bモード画像のでき方や、
アーチファクトを知っていると、
組織像が推測できるでしょ?
すると、
身体の中の状態がよくわかりますよね?
腫瘤の鑑別に困った時にも、
とっても役立ちます。
そして、やっぱりエコーが上手い人は、
皆さん基礎を知ってて、
ちゃんと活用しているんですね。
これは、いいかえると、
超音波の基礎を知らずに
エコーは上手くなれないということです。。
ということで・・・
久々に超音波の基礎~
誰もが嫌いな超音波の基礎 (約1年ぶり ^^)
超音波の基礎の中でも、
今回は多くの初心者の方が、
意外と使いこなせていない
「ドプラ法」について。
「超音波ドプラ法」
ドプラをよく使うのは、
心エコーや血管エコーですね。
もちろん、
他の領域でもたくさん使います ^^
ドプラはボタン一つ押すだけで、
簡単手軽に使えちゃうという、
とっても便利な機能です。
そう、すごくお手軽なんです。。。
ところが、
このボタン一つという簡単さが
間違いの元になってしまうこともあります。
よく、「ドプラのノリが悪いなぁ」で
終わっちゃうことって ありません?
ドプラを使おうとしたけど、
「カラーが入らない」
「パルス波形が出ない」
といったことです。
このような場合の多くは
「ドプラの原理や超音波の基礎」を
知らないからですね。
ゲインや流速レンジ、送信周波数、
入射角度、偏向・・
ちょっとした装置の調節で血流情報は
得られるはず。
でも、知らなきゃ、そこで終わり。。。
また、同じような原因で間違った測定値を
記録しちゃうこともあります。
単純にパルスドプラをあて、血流速度を計測。
でも、
「そ、それって、使い方 間違ってるじゃん 」
。。(_ _;)
で、自分ではそれにまったく気付かないまま、
「検査 無事終了しました」 (*~∇~)ノ
・・・つづく
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このメルマガでは、
超音波の教書に載っていないような・・
○ エコーのちょっとしたコツ
○ 超音波診断の考え方
○ 何からやったらいいの?
○ 超音波検査「初心者」の悩みどころ
こんなところをわかりやすく解説していますが、
ちょっとだけ注意が必要です。
それは、このメルマガを「絶対に」知り合いに
教えてはいけません!! ということです。
なぜ、教えちゃいけないのか?
それは、
たまにウソが書いてあるかも知れないから・・。 ^^
くれぐれもご注意ください。。。
◆編集後記
昨日の朝日新聞で、乳癌検診に対する
エコーの有効性の検証について、
また新たな記事が載っていましたね。
日本では、
乳がん患者が毎年約4万人も発生しています。
年代別では40代が最も多い。
ところが、その重要な40代では、
マンモグラフィーで3割近くの乳がんが
見落とされている可能性が厚生労働省の調査で
明らかになったそうです。
そう、デンスブレスト。
※デンスブレスト
乳腺が発達していると乳房領域が真っ白な領域で
覆われてしまい、腫瘤を認識できない状態
そこで、デンスブレストの影響を受けにくい
超音波検査が乳がん検診でどの程度有効なのか、
東北大を中心として乳がん検診に対するエコー
の有効性について世界的にも大規模な検討が
始まっています。
乳腺エコーをやっている方にとっては
「何をいまさら」ですが、
期待を裏切らないためにも
乳腺エコーの知識と技術を高めておくことが
必要ですね。