この初心者のための無料超音波検査セミナーでは、
教書に載っていない
▼ちょっとしたコツ
▼超音波診断の考え方
▼どこからやったらいいの?
▼超音波検査「初心者」の悩みどころ
とかをわかりやすく解説します。
初心者のための無料超音波検査セミナー
「セミナーの情報を教えて」というメールをたくさんいただきます。
なので、今回は超音波セミナー活用法!
超音波セミナーは主催する団体や企業によって、無料のものから5万円くらいするものまで色々あります。
インターネットで検索してみてください。首都圏にお住まいであれば、勉強会やセミナーは山ほどあります。でも、地域によっては全くない所もあるようです。
そこで、セミナーや勉強会の活用方法について、私の経験に基づいた意見をお伝えします。
まず、初心者や、これから始めようという方が勉強会やセミナーに参加しても、必ずしも内容を理解できるとは限りません。
というか、理解できないでしょう!
私自身、始めた直後に2日間で約5万円のセミナーに行きました。もちろん「初心者用ハンズオンセミナー」です。たくさん講義を受けました。実際に装置にも触れました。
結果は・・・
丸2日間いったのです。5万円以上もしたのです。
でも、憶えているのは(使えもしない)膵臓の描出方法だけです(あと、手元にテキストも残っています)。 (^^;
そもそも2日間だけでできるようになれば苦労しませんよね。
ということで、セミナーや勉強会は、ある程度実践してから参加しないと、お金の無駄になってしまうことが多いようです。
実践してみて、疑問がでる。疑問が出たら調べる。 ⇒ 調べてもわからなかった・・・。
そこではじめてセミナーが活きるのです。
かといって、超音波診断をやりたいのに実践できる環境がない! そういう方も現実にたくさんいます。そのような方は、自分で超音波装置に触れられる環境をつくりましょう!
「友人」や「学校の先輩、後輩」「医師の知り合い」…
本気で探せば、本気でやりたいと思っているならば、いくらでも時間と場所はつくりだせるはずですよね。
何もわからない状態から、高いお金を出してセミナーに参加するより、まず実践する。
実践する場がなければ、自分でつくる。
実践してわからないことや疑問があれば、セミナーに行く。
そういう順番がよいと思います。
▽検査結果について
病院で毎日検査していると、検査中や検査後に「どうですか?」と聞かれることがあります。
教えてあげたいのは山々ですが・・・
我々が勝手に「正常ですよ」とか「癌ですね」なんていってはいけないのです。検査結果を説明するのは主治医の仕事ですからね。
病気の診断は、症状や診察所見、その他様々な検査結果を総合して主治医が考えます。その診断をもとに、生活背景などを考慮して治療方針を立てる訳です。
検査をおこなった技師が検査結果を伝えてしまうと、言い方によっては医師の説明と食い違いが出る可能性があります。
検査のときは「異常ありませんよ」といわれたのに、医師からは「治療のためにこの薬を飲んでください。なんていわれたら、患者-医師間の「信頼関係」が損なわれてしまいます。
医療は「信頼関係」があるからこそ成り立つのですから。ですから、我々が言えるのは「結果は次の診察時に主治医から聞いてくださいね」だけです。
「自分がガンだったらどうしよう」検査結果を聞くまで、患者さんは不安でいっぱいでしょう。私達は「異常ありませんよ」の一言がいえないもどかしさをいつも感じながら仕事してます。
あなたは患者さんに検査結果を伝えていませんよね?
◆編集後記
メチャメチャ暑い日が続いています。
体調管理しっかりやってますか?
私は病院で働いているので熱中症になる心配はないのですが、「冷房病」になってしまったようです。足がダルいし、頭痛はするし・・・。
「●●せんせー なんとかしてっ」と頼んだら、「そんなもん外行って走ってくりゃあ治るよ!」
「・・・。」いや だから、それができれば苦労しないんだってば!
※ちなみに「冷房病」なんて病名は存在しません。