超音波の画像化
当たり前ですが、超音波診断は「画像診断」ですね。
超音波診断装置を使って体内の様子を画像化して、これを診断に役立てているのです。
それでは、どうやって超音波を画像化しているのでしょう?
超音波の画像化を説明するときによく例えられるのは「やまびこ」です。「やまびこ」は、「ヤッホー」と発した自分の声が、山に当たって反射してくる現象ですね。
このように、音波は反射するという性質を持っています。超音波も同じく反射する性質を持ちます。
超音波の画像化は、この超音波が反射する性質を利用しているのです。超音波診断装置から発射した超音波が体内の組織に当たると、超音波は反射して戻ってきます。
反射して戻ってきた“超音波の強さを輝度として画像表示”したものが、みなさんがよくみる白黒の超音波画像です。
ちなみに、この白黒の画像表示を「Bモード」といいます。