検診エコーの実態

今回は批判を覚悟で書きます ^^;

でも、この問題はとても重要なことだと思いますので・・・。

▽企業検診でのエコー

この時期は企業検診真っ盛り。

私も頼まれてアルバイトに行くことがあります。

(ナイショです ^^v )

ところが・・・

これって エコーなの? と思うことがあるんです。

ある時、健診のエコーが始まる前にこう言われました。

「10mmくらいの肝嚢胞は、所見とらないでね」

「特にS6とかS7のは、次の年にたいへんだから」

「あと、小さい胆嚢ポリープも」

・・・は? ( ̄□ ̄;)

何を言ってんだ この人???

でもまあ検診はスクリーニングが目的だし、問題にならないものを引っかけすぎても精密検査だらけになっちゃうからな・・・こう思って始めました。ところがこのあと、スゴイことが起こったのです。

よくわかりませんが、私のいく企業検診の場所では2台でやることが多いんですね。検診が始まって、2台同時に受診者を呼び込みます。

「次の方 どうぞ♪」

私が「では始めますね」って、まだ1つの臓器も終わらないうちに、隣から ⇒「じゃあ終わりです。次の検査に行ってください」

「え~っ!」

もう終わり。。。 なの? (゜◇゜)

こっちはまだ始めたばかりなのに・・・。

1分もかかってないじゃんっ!

隣でやっている人に「いったい どうやってんの?」と聞きたいところですが、聞かなくても想像はつきますよね。

そう。。。

ただお腹を「なぞっている」だけ(でしょう)。

とても超音波検査とはほど遠いものです。

この日隣でやっていた技師(?)は「午前中に50人やるよ」なんて威張ってました。 ← ありえない~!

そして使っている「装置」

これも問題です。

これ、何十年前の装置?

しかも、メンテナンスなんて言葉さえ聞いたこともないといった装置です。見えるものも見えないんじゃないかな?こんな状況は、受診する側にとっても、検査する側にとっても、とても良い状況だとは思えないんですが・・・。でも実際、こんなことが日常茶飯事に行われているようなのです。

みなさんはどのように思います?

◆編集後記

企業検診。

このメルマガの読者の方の中にも同じような状況の中、エコーをやっているという相談がきます。エコーについては何もわからないのですが、「とりあえずビデオに撮っておきゃあいいから」と言われ、続けていると・・

やはり「心配だから」と相談してくるのです。

悪いことはいいません。ちゃんと勉強してからでも遅くないですから、わからないのにエコーをやるのはやめましょう。

そうそう、その検診ではエコーゼリーを水でうすめて使ってました。

どうりでやりにくいと思った! (--メ

初心者に最適!丁寧でわかりやすい超音波ハンズオンセミナー

初心者に最適! わかりやすく丁寧な超音波セミナー

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする