肝臓エコー検査②

肝臓の役割 ← おさらいしましょう。

前回こう書きました。

エコーをやる上で、人の身体を構成する臓器の役割を知っておくことはとても大切です。これは肝臓に限ったことではありません。役割を知っていることで、症状や病態から「どこが悪いのか?」

検査を始める前にある程度の推測が可能になります。エコーをある程度やっている方なら、この「臓器の役割を知っておくこと」の重要性をよくわかっています。

例えば浮腫や腹水がある場合。

肝臓、腎臓、心臓、癌? というように最初から的を絞って検査することができますよね。

高血圧の時は?

腎臓、副腎、甲状腺、副甲状腺(上皮小体)・・・

とこうなるわけです。

臓器の役割を知らない人がエコーをやる場合。的外れな検査になってしまう可能性があります。そして検査にかかる時間も倍以上になってしまうでしょうね。

臓器の役割を知っておくことの重要性をよくわかっている技師がエコーを行なう場合。

短時間で効率よく、そして正確な検査ができます。依頼を出す医師も、わざわざ検査目的を事細かに書く必要がなくなりますよね。

「腹水精査」でいいんですから・・。

▽肝臓の超音波検査 その2

肝臓の役割をおさらいしたところで、次の段階にとりかかりましょう。

次にやることは「解剖」です。

肝臓の解剖といったら「クイノーの区域分類!」

な~んて すぐいかずに、まずは肝臓がどこに位置しているのか?そして、周囲臓器との位置関係を調べましょう。

その後は「脈管の走行」ですね。

肝臓には動脈・門脈・静脈・胆管の4つの脈管が走行しています。これら肝臓内を走行する脈管は非常に重要ですから、確実にマスターしておくことが大切です。

ということで、続きは次回に!?( ̄□ ̄;)

編集後記

去年のいまごろは読者が70名程度でした (^^;

毎週10人くらいずつ読者が増えて 今では約700名!

たくさん仲間が増えました (^^)v

いままでお付き合いしていただいている皆さん 「ありがとう!」

新しく読者になってくれた皆さん 「よろしくお願いします!」

少しずつバックナンバーをアップしています。

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