超音波の原理16 ドプラ法 「カラードプラ」

【カラードプラ法】

「超音波ドプラ法」が、生体内の血流速度や血行動態を知るのに対して、「カラードプラ法」は2次元画像の血流分布をマッピング表示する方法で、「血流の存在診断」や、「半定量的な診断」に使われます。

カラードプラ法は受信ビーム上の血流平均速度、血流方向、パワー、血流の乱れ(分散)などの情報を色で表現し、B-モード画像上に重ね合わせることで視覚的に認識できる方法です。

ボタン一つで手軽に使用できることから、最も使う頻度が高いドプラ法ではないでしょうか。

基本的にはパルス波を使って表示。位置的な情報が画像に反映できますが、一度に大変多くの情報を処理する必要があることからパルスドプラ法に比べて血流情報の正確性は劣り、リアルタイム性も下がります。

また「折り返し現象」の発生も避けられません。

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