リアルタイム検査
リアルタイム・・・「即時に」とか「同時に」、「実時間」という意味の言葉です。これが超音波検査(エコー)最大の特徴でもあり、最大の弱点でもありますよね。
リアルタイムで動きがわかる、エラストグラフィーを使わなくても、「硬さ」もある程度評価できる、スキャンスピードも自由自在。
ただ、エコーは「リアルタイム」であるが故、「実際にやっている人だけにしかわからない検査」なのです。
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あれぇ?
なんで?
どうして?
どこが違うの?
エコーを始めたばかりで定番の悩み ^^;
↓ ↓ ↓
○肝臓がキレイに出ないのはなんで?
○前回あった肝嚢胞が見つからないのはどうして?
○自分でみつけられない胆嚢ポリープ、
先輩がやると簡単にでてくるのは何が違うの?
でも、じつはこれってとても怖いことですよね~
なんてったってアナタ!
「見逃してる」のですから。。。
これが良性の疾患ならよいですが(いや よくないデスm(__)m )、でも癌だったらと思うと、とっても怖いことでしょ?
ということで、
今回は「見つけられない原因」をみなさんで一緒に考えてみましょう。
あなたは どっちのタイプ?
「見つけられない」原因には大きく2つあるのではないでしょうか?
まず1つめは「描出できない」。
(いや、だからそれを言ってんだって!)
まあ、とにかく聞いてください ^^;
その「描出できない」理由にもいくつかあると思います。例えば、ただ単にその臓器全てをみていないだけなのか、それとも技術的な問題なのかということ。
端から端までちゃんと全体をスキャンしていますか?これが意外にできていません。また全体をしっかりスキャンするための技術はいかがでしょう?これはプローブの使い方から始まり、圧迫・呼吸・体位といったことや、装置の調節等もエコーの技術に含まれます。
じゃあ、全体をくまなくスキャンできていれば、見逃さないのか?
そんなこともないのです。
目の前にチラチラと映っているのに、まったく視界に入っていないってこともあります。
「ホラ、そこ! 目の前!」
「えっ どこ?」
みたいな ^^
これは、「解剖が頭に入っていない」ことが原因だったり、「正常像を数多くみていない」、また技術的に未熟で「意識のほとんどがプローブやスキャンに集中してしまっている」、「画面を漫然と眺めている」、「きっと何もないだろう」といったことが原因になりますよね。
まず、描出する技術。そして次に、目の前に見えている疾患を確実に捉える。
一つ一つ取組んでいきましょう!
◆編集後記
今回の内容にはたくさんのヒントがちりばめられていますよね。もし「見つからない」「発見できない」ということがある方は、参考にしてみてください。
えっ、技術もあるし、しっかり全体をくまなくスキャンしている?そして、ちゃんと画面に映っているものも見えてるのだけれど、いつも「条件が悪い」って?
エコーの技術は、条件が悪い時こそ差が出ます ^^
さて、あなたはどっちのタイプでしょう?