エコー検査で記録した画像から

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ようやく検査が終わって、さて検査報告書(レポート)を書こうと、検査中に撮った写真を片手に見返していると。。

写真の中に変なものが・・・

あれっ? 何だコレ?

胆嚢の横の肝臓内に腫瘍らしき像。

こ、これはもしやHCC?

それともFNHかも?

検査中にはなかったと思うのですが、「これ、どー思いますか?」というような質問が昨夜、添付写真とともにメールで送られてきました。

これと同じ内容の質問、最近多いです。このような質問にに対して返信する内容は、いつもだいたい次のような感じです。

まず、「たぶん何もないんじゃないんですか」と。

そして、撮った写真を後から見てあれこれ言うのは、よろしくないんじゃないですかと。特に胆嚢を撮った写真の中に写っている肝臓に対しては。

それはなんでかと言うと、エコーで検査中に撮影した写真は、動画像中のあくまで1つのスライスを切出して残したものですよね。なので、そこには思ってもいない部分や、アーチファクト等も入りこんでいたりします。

言ってしまえば、正常な臓器に腫瘍らしき画像を作る事なんて、いとも簡単に出来ちゃったりすることもあります。

じゃあ、どーする?

これはもう、検査中にしっかり肝臓内に何もないことをチェックしておくか、写真を落とす前に、画面に気になる像が写りこんでいないことを確認してからプリントなり、データ送信、もしくは動画を残すしかありません。

でも、心エコーはともかく、腹部のエコーで検査中全ての動画を残すのは、今は効率やコストを考えると現実的ではないという所も多いかと思います。

ならば、検査中にちゃんと見ておくことが、今回の質問のようなことにならなために必要なことになるのではないでしょうか。

ある先生曰く、「エコーはチェックポイントの除外診断である」と。。

目的を持たず検査にあたると、同じ場所を何回も何回もみても検査は終れません。見逃しの不安もずっと付き纏います。撮った写真を後からみて、「これ何だろう?」となります。

でも、検査している際、肝臓の中に「異常なエコー像はない」と、チェックポイントをしっかり意識して、目を向け、除外診断ができていれば、後から写真を見て「こんなものあったっけ?」ということにはなりません。

自信を持って「何もなかった!」と言うことができるようになると思います。

ということで、検査中に写真を撮る事だけに夢中になったり、チェックポイントを確認していないと、検査に時間がかかるだけでなく、残した写真を後から見て悩んだりする原因にもなったりします。

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