初心者のための超音波セミナー
検査室の奥へ行き、うっすらと埃のかぶったカバーをはがすと。。
久々に検査室の奥から以前使っていた装置を引っぱり出しました。奥のにしまいこんでから、もう3年、いや4年? 私がエコーを勉強し始めたのもこの装置ですから、いい思い出もあります。思い出したくないイヤなことも・・・
そう、たくさんの思い出がつまっている装置です。
「こんなに大きかったっけ?」「古~」「こんなところにヒビが」なんてワイワイ言いながら2人がかりでひっぱり出してきました。
おそるおそる電源を入れてみると・・・、
ブーン・・・ 「お~!」
すぐに立ち上がりました (^^)
このエコーは最近のフルデジタル装置とは違い、いかにもアナログらしくスイッチオンと同時にブラウン管からジワ~っと画面が浮かび上がってきます。
最近の装置は、電源を入れてから検査できる状態になるまでが、本当に長くて、「早く立ち上がってくれ~!」とイライラすることがよくありますが、こいつは使おうと思えば電源を入れてすぐに使えるスグレモノです (^^;
ちょっと使ってみよっ♪
なんだコレ!
み・み・みえない~
これからどうなる? 「超音波検査装置」
センパイ:「ここに膵臓があるだろ!」 ボク:「え~ わかりません」 なんて、あの頃もよくこうやって目を細めて膵臓をみてました ^^;
じゃあカラーは・・・?
「カチッ」
「ありゃあー のり悪う~」
もちろんDICMで画像を送ったり、ハードディスクに画像を保存したりなんてことはできません。周波数の切り替えもできません。ましてや、ティッシュハーモニックなんてあるわけもない。
だから逆に、よく見えるように装置の調整が必要です。一生懸命にツマミやスイッチを動かしまくったし、説明書もよく引っ張り出していました。
それに比べて今の機械はスゴイ進歩ですね。たった数年間の差とは思えません。画質や分解能がいいのはもちろん、便利な機能が満載です。中には簡単に3D画像ができちゃったり、腫瘍の硬さまでわかっちゃうものまであるのですから・・
これからさらに進歩は続くでしょう。
まず、あの邪魔なプローブのケーブルがなくなり、煩わしさから解放されます。そのあとはプローブ自体が装置に。 ポケットにプローブだけ入れて持ち歩き、近くにモニターさえあればどこでもすぐに検査ができる!
こんな装置ができるといいんだけれど・・
(個人的な意見です ^^; )
いま最新の装置でエコーを勉強し始めたみなさんは、あまり画像の調整をする必要もないでしょう。でも、本当に装置のパフォーマンスを最大限に引き出せているのでしょうか? 本当に最高の状態で使えているのでしょうか? アナログ機で検査していた人達と同じ腕を持てるのでしょうか?
ちょっと心配です (^^;
◆編集後記
基礎能力は簡単に身につきません。
でも、一度基礎を身につけると忘れないし、応用がききます。そう、いくらでも展開できるんですね。(^^) 何をしたらよいのか? これがまったくわからない状態で進むより、「どう進むべきなのか?」が大切です。
進むべき方向
これを知った上で進む方が確実に早く目的地につきます。 私は方向音痴なので、よく車で迷子になります。(^^;
カーナビをつけていれば目的地にすぐ到着できるんですけどね♪
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