初心者のための超音波検査セミナー
最近 一生懸命HPに書き込んでます。せっかくだから、何か形にしておこーかなぁと思ってね。すると、知らなかったことが次から次へと出てきちゃって・・・。 (ヤバッ)
近頃“たるんで”るからなぁ・・・(ちょっとだけ反省!)
また 一から勉強し直しです (^^;
Contents
正常例を見る効果
超音波ビギナーのみなさんは、疾患画像や異常超音波像に気をとられがちになります。でも最初は「徹底的」に正常な臓器を見ることが大切です。
そう、これは基本的なことです。
勉強でもスポーツでもそうですが、まずは基本を身に付けることが第一歩になります。基本が身についていなければ、応用もきかない。
当たり前ですよね。
では、超音波診断の基本って何でしょう?
一つは基礎知識。
超音波の原理は知っておく必要があります。
そして解剖学的知識も大切です。
病気や病態の知識、大丈夫ですか?
そして、次の段階は頭の中の基礎知識と平行して、目を慣らしていきましょう。正常な超音波像をたくさん見ることが大切です。正常な超音波像を頭と目で憶えていると、異常な像が一目でわかります。
あれっ、“ちょっと正常と違うゾ” となるわけですね。(←これ、重要です!)
頭の中でいろんな疾患や病態、その超音波像を知っていても、それを実際に目で見てわからなければ、知識はまったく役に立たないものですからね。ですから、正常な超音波像をたくさん見て、目にしっかりと焼き付けておきましょうね。(もちろんリアルタイムの動画で!)
これって、普段 健康診断をおこなっている方なら簡単にできることですが、正常像を見る機会って意外に少なかったりもします。手の空いているときに、その辺にいる正常そうな人をつかまえて、実験台になってもらうのも一つの手ですよ♪
超音波検査は心の準備が必要です!
プローブをあてた瞬間「あっ!」と声がでそうな時がありません?
何年やっててもあるんですよね~
よくあるパターンは「転移性の肝腫瘍」「腎癌」「乳癌」ですね。スクリーニング目的の検査で遭遇することが多いんです。心の準備ができていない状態で、いきなり目の前に飛び込んで来るものだから、つい声が出そうになっちゃう。
患者さんの前で「あっ!」って
なので、エコーって、心の準備が必要なのです! 逆に「HCC:肝細胞癌」などは、最初から「見つけよう」として検査を始めるから、あまり驚くことはありません。
皆さん、エコーは、常に心の準備をしておきましょう!
絶対に「あっ!」なんて声を出しちゃ“ダメ” ですよ (^^)
◆編集後記
昨日、ある超音波の辞書をペラペラとめくっていたら、こんな言葉が、310ページに出ていました。
“down the tail view”
なんだこりゃ と思ってよく読んでみると・・
「あ~これ もう使ってる」!
もちろん、今日も使いました♪
みなさんも、ぜひやってみましょ~
(使えるテクニックです)
読んでいた本はコレ
⇒ 超音波医学事典