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初心者のための無料超音波セミナー
▼拡散と収束
患者さんのためにも、あなたが限られた
時間の中で効率的に検査をするためにも、
超音波検査はできるだけ短時間で終わら
せることが大切です。
検査に時間がかかる原因
1. 第3号で書きましたが、写真を撮るのに
一生懸命になって同じ場所を何回も見て
いる(実際には見ていない)
これが時間のかかる原因の一つです。
2.装置の操作に手間取ることも時間を無駄に
使ってしまいます。
3.一回の走査で一部分しか見れないこと。
これも検査に時間がかかる原因ですね。
では、短時間で検査を終わらせるために必要なことは?
1と2については、このセミナーを読んでもらえれば
そう難しいことではありません。
でも3については、日頃からよほど意識していないと、
いつまでたっても短時間で検査ができるようにはなれ
ません。
では、どうしたらよいか?
画面全体を視界に入れることが大事です。
そして、その中の一部分にある異常が、パッと一目で
わかるようになれば、今までの数分の1の走査回数で
検査を終わらせることが可能になります。
つまり、5回の走査で一つの画面を見ていたものを
1回の走査で済ませるようになれば、単純に今までの
5分の1の検査時間になるということです。
これが「拡散と収束」です。
検査を行うときの「集中力」と「拡散と収束」
↑
はっきりいってこれはすごく重要です!!
当然すぐにはできませんが、いつも意識することに
よって少しずつ検査時間を短くすることができる
ようになりますよ。