これから始める超音波検査セミナー
これからエコーを始めるという方
やること、勉強する事が盛りだくさんで「何から手を付けていいのやら。。」だと思います。「超音波解剖を理解しなさい」と教えられる方もいると思います。また、「とにかくプローブをあてなさい」と言われるケースもあると思います。
エコーは技術面と知識的な側面の両方大切なので、やはり同時進行で取り組んでいく必要があると思います。
知識面において重要なポイントは「超音波の原理を理解すること」、「エコーで必要な解剖をもう一度復習しなおすこと」、そして「疾患の知識」と「エコー像」を勉強して知識の引き出しを増やしましょう。
技術面は?
折る意味、実践あるのみです(てきとーじゃだめですが。。)。そして実践を積み重ねると、それが経験につながっていきます。
Contents
エコーの「実践」 何から始める?
実際に超音波検査を始める時、何からやったらよいのでしょうか? その一つとして、エコー画像を「見る目」を養うことはとても大切です。
超音波画像 ← 素人の方が見ると、何が何だかわかりませんよね。もちろん我々も最初は素人ですから、始めたばかりは、画面に何が映っているのか全くわかりません ^^ だから、まずは目を慣らすことが先決ですね。
静止画は専門書にもたくさん載っていますから簡単ですが、実際に装置を扱いながら動画を見るには、それなりの目が必要です。でも、見るだけでもたいへんなのに、手も動かさなきゃならない、きれいな写真も残さなければ怒られる(笑)、さらにそこから疾患を発見するのは初心者にとって並大抵のことではありません。
いきなり始めて、ハイ出来ました! なんてことは絶対にとは言いませんが、なかなか無理なのです。ですから、超音波画像をリアルタイムでたくさん見ることが大切ですね。最近はDVD等も販売されていますが、やはり目的の場所や疾患が最初からバッチリ映っているものは、実際の検査で発見するための「目」を養うということとはちょっと違うと思います。
なので、まずは先輩の後で見学しましょう (^^)
最初は早くてわからないかもしれません。今どこをみているのかもさっぱりわからないはずです。自分が見ている場所と違う部分に腫瘤がいつの間にか見つかっていたり、( ̄□ ̄;) 「あれっ、もう検査おしまい・・・?」なんてこともあります。
でも、こうやって後で見ることで、自然とスキャンの早さにも目がついていくようになってきます。正常と異常像の差も見分けられるようになります。
どういう順番でとっているのか? とか、じっくり見る必要がある部分は? ということも、だんだんわかるようになりますよね。 ついでに、このあいだお話したプローブの使い方や装置の調整方法も盗んじゃいましょう! ^^
ということで、まずは先輩の後で見学することをおすすめします。(^^)v
でも・・・
寝てちゃあダメですよ 。。。(_ _) zzz
◆編集後記
エコー室って、
暗いでしょ。
暖かいでしょ。
基本的には静かです。
なので、後ろで見ていると睡魔が襲ってきます。
(特に昼食後は ^^)
だから、先輩の後ろでエコーを見学する時は、「どこから、どういう順番で診ようか?」とか、「ここ出にくいな(どーやったらキレイになるかな?)」とか、自分がひとりで検査をしているつもりで見たりと、眠くならないような工夫が必要です。(そんな工夫が必要なのはボクだけかな?)
▼「おかげで助かりました」
「去年見つけてくれなかったら、どうなってたか・・・」
エコーをやっていると、患者さんや健診の受診者の方からこんなことを言われることがよくあります。
そんな時、「これが我々の仕事ですから・・・」と答えます。
でも、心の中では「よかった!」と思ってます。 (^^)
私が「エコーをやる ひとつの理由」でした・・・。