エコーをはじめたきっかけ

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▽このままじゃ「ヤバイ!」

私は、○年前に臨床検査技師として病院の検査室で働き始めました。

毎日の主な仕事は血液検査です。測定装置に向かって患者さんから採取された血液を機械にかけ、顕微鏡をのぞいて白血球の数を数え、検査結果を報告します。

GOTとGPTが高いな 肝炎かな?

γ-GPTも高いからアル中かもしれない?

白血球が多いけど、炎症? 白血病?

この患者さんは貧血を起こしているから輸血のオーダーが出るかもしれない…。

患者さんと接することはほとんどありません。昼休みとトイレ以外は検査室の中に1日中入ったままの日もあります。

でも検査の仕事はそんなものです。別に不満もないし…。

ところが…

ある日突然 経営側からこう言い渡されました。

「今度ブランチラボにするから」

えっ何それ??  聞いてないよ~!!

しばらくして、本当にその日がやってきました。“ブランチラボ”です。検体検査は検査センターからの出向者にすべてお任せ。病院で働く臨床検査技師にとっては屈辱ですね。自分の仕事を乗っ取られたみたいです…。

日本政府は病院のベッド数を現状の半分にしようとしていますから、「医療の質は高めろ」「患者負担を増やして病院の収入は減らせ」という状況の中で、病院の経営が苦しい状況なのもわかります。

検査部門の責任者にも原因があります。そんな状況を他人事だとナメていたんですね。

病院経営者はコストを下げるために人件費を削減したいのです。でも検査で利益は上げたい。手っ取り早いのがアウトソーシングですね。どこの病院でもいつ同じようなことが起こるかわかりません。

でも、そこでめげない私は、生理機能検査に活路を見出そうとしたわけです。

自分たちにしかできない技術を身に付けよう!病院になくてはならない存在になろう! です。

超音波検査士が唯一の生き残りの道だと考えました。(生き残りという言葉は嫌いですが)

ゼロからの出発だったので、非常に大変な道のりでした。超音波検査を教えてもらう機会は ほとんどなく、本とセミナーや勉強会などで知識を深め、わからないことは放射線科医、内科医、外科医と誰にでも聞きまくったのです。

遠回りもたくさんしました。 つらい思いもしました。 でも、今ではそんなことも忘れてしまえます。『なくてはならない存在』になれたと思っていますから。(^^)v

それもこれも超音波診断のおかげです!

あなたには私と同じ道は歩んで欲しくないのですが、もしも同じ事態になった時に、活路が見出せるようにしておいて欲しいのです。

超音波診断の素晴らしさも知ってもらいたいのです。医療で超音波検査が全てではないけれど…。将来に大きな可能性を秘めているのは確かですからね。

◆編集後記

ざっと簡単に超音波診断に関わることになった経緯と、このメルマガを始めたきっかけについて書きました。

今では笑って話せますが、自分の仕事がある日突然なくなっちゃうんですよ!マジでヤバイって感じでした! (^^;

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プルプルプル・・

もしもし、腹痛の急患なんだけど

いますぐエコーできる?

えっいますぐですか?

そうなんだよ。急いでみて欲しいんだ

むずかしいかな?

いや、やりますよ

詳しい症状と患者名を教えてください

助かるよ」「じゃあお願い!

今はこんな感じです

特に臨床検査技師の方は、今すぐにチャレンジしたほうがよいと思います。興味のない方は別ですけど…。

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